診療科目のご案内
皮膚病にはたくさんの原因があります。
代表的なものでは感染性の皮膚疾患、アレルギー性の皮膚疾患、ホルモン性の皮膚疾患があります。
これらは単独の場合もありますが、複合して症状が出てくることもあります。
特に痒みが出ているものでは掻いたり、舐めたりして皮膚の上にいる細菌が傷口で増殖し、細菌性の皮膚炎を併発するケースが多いです。
人も動物も皮膚の痒みは辛いもの。
痒みを止めるかエリザベスカラーや洋服などで物理的に掻いたり舐めたりするのを止めて治していくこともあるかもしれません。
症状が併発している場合は治療反応を見ながら一つずつ治療していくことが必要です。
ワンちゃんや猫ちゃんの皮膚は被毛に覆われており、皮膚と毛には細菌が付着しています。このため細菌性の皮膚炎をおこしやすくなっています。他に真菌性の皮膚炎、寄生虫性の皮膚炎などがあります。
食物によるアレルギーや草木に反応するアレルギーが代表的です。原因が多数あるケースもあります。
長期的に治療が必要になるケースも多く、治すというよりも症状を抑え、うまくコントロールしていくことが大切になります。
中齢以降で多くみられ、対称性の脱毛を伴うものが多いです。
代表的なものは甲状腺ホルモンやステロイドホルモンが関与するものがあります。
これらは特殊な血液検査でホルモンの量を測定し、診断を進めます。
腹部臓器の機能障害に起因するもの、自己免疫性の皮膚疾患、腫瘍性の皮膚疾患などがあります。